フェイスブックでのスレッドのやりとりから知った一冊の本。

王者の食ノート
スポーツ栄養士 虎石真弥、勝利への挑戦

写真の本のカバーに書いてある通り、東洋大学の駅伝、帝京大学のラグビー部の栄養面でのサポートをしているスポーツ栄養士の虎石さんについての本です。
スポーツをする人間にとって、栄養って、じつはとても大事なんだけど、まだまだ一般には浸透していないですよね。
で、この本は、学生スポーツでも、その競技で日本一になった二つのチームに携わっている栄養士にスポットを当てています。こういう取り組みが、本になって紹介されると、スポーツをする子供たちにも、考えるきっかけになるんじゃないかな。
で、タイトルの意味なのですが、この本の中で、帝京大学ラグビー部のスタンドオフ森田選手(現在東芝)、センター南橋(現在神戸製鋼)といった、大学ラグビー界のスター選手二人について触れられています。
彼らは、華やかな表舞台の裏で、一生懸命、食生活についても、工夫をしていました。
もちろんそんなことは表には出てきません。
地道な労力なので、ややもするとおろそかにしがちなこと。
才能ある選手が、「まあ、いいだろう」と手を抜くことも、致し方ないことかもしれません。
それでも、彼らは、それはもう、真摯に取り組んでいたんだろうなという空気が、この本のなかからひしひしと伝わってきます。
やっぱり、その道で実績を残す選手というのは、努力をする才能も、やっぱり必要なんですね。
帝京ラグビー部がここのところ見せてきた、大学ラグビー界での、躍進。
さまざまな努力の蓄積なんです、やはり。
こういう取り組みは、どんどんと広まって欲しいな!