インフルエンザなどの比べて患者さんの数が多くないので、自分の周りにもうじゃうじゃ感染者がいないことで、皆様、やはり他人事のような気がしているかと思います。
しかし、風疹の感染力はとても強く、インフルエンザよりも周りに伝播する可能性は高くなります。
現在の流行は、20~40歳代の男性が中心です。
男性の皆様、
・独身だから
・結婚はしているけど、奥様が妊娠する予定はないから
・周りにも妊婦はいないから
こんな理由で、ワクチン接種、受けなかったりしていませんか?
もし、自分の奥様、妹、姉、子供、誰でもいいのですが、身内の女性が、妊娠して、先天性風疹症候群にかかったとわかったら、どうしますか?
決して、気分のいいものではありませんよね。
もしかしたら、通勤途中の電車の隣にいる女性が妊娠しているかもしれません。
職場の女性が妊娠するかもしれません。
で、自分が、まだ発疹が出てくる前の状態の風疹だったら。
やっぱり、誰であっても感染のリスク、そして、人にうつすリスクがあるわけです。
どこかの大臣が、風疹なんて、発症している患者は、他の感染症に比して、ぐっと少ないんだから、特別な対応をするつもりは、今のところ、ないなんて、発言している国です。
自分の身は自分で守るではないですが、海外から、「日本は風疹流行国だから、渡航は充分気をつけるように」なんていう通達が出る日本でいいのでしょうか。
是非、ワクチン接種、してください。
ワクチン接種に伴うリスク、もちろんゼロではないです。
ただ、風疹に感染した時のリスク、そしてワクチン接種の副作用のリスク、その頻度と重大性、天秤にかけて、そのうえで、接種をしないという選択をしていますか?よく考えてください。
とまあ、ここまで書いておいて、なんですが、風疹単独ワクチンに続いて、MR(風疹と麻疹の混合)ワクチンもついに、供給不足に陥ってしまいました。
しかし!!川崎市にお住まいの、23歳から39歳の男性、川崎市では、9月まで助成を行っています。そのワクチンの確保は今のところできておりますので、該当する方は、是非、ワクチン接種をしてくれる医療機関に相談してみてください。
もちろん、うちもやっておりますが、うちでなくても、いいですからね!!