一昨日月曜日から外来でワクチン接種希望の確認をしながら予約を取り始めました。
なかなかワクチン接種が日本で進んでいなかったせいか、こちらから「ワクチンについてはどう思いますか?打ちたいですか?打ちたくないですか?」とお聞きすると、大多数の方が「ぜひ、打ちたい」と答えてくれます。
これは、とても嬉しい話なのですが、そのために早くも困ったことがあります。
現時点で、ワクチンの確保の確約ができないこと、思いもよらない副作用が出るかもしれないので、それに対しても対応を考えないといけないことなどなど、諸事情があり、初めはかなり人数を絞って接種開始予定としているのです。
何が困ったかというと、ワクチン接種希望の方皆様に、「どうぞ、どうぞ、予約受け付けますよ」と言えないために(接種人数を絞っているため)、診察室の中でもまだごめんなさいとお断りさせていただくことが多いのです。
その度に「自分は該当するのに、なんで予約を受け付けてくれないんだ」とお叱りを受けております。
申し訳ありません。
ざっくりと現状をお話ししますと、3週間後に2回目の接種があるため、そもそも本来当院で打てそうな人数の半分の人数の接種で始めないといけません。そして、スタッフの慣れ、副作用の出方、予期せぬ状況に対する動きなどを考慮して、さらに絞ると最初の週(5月10日からの週)は1日5人接種予定としています。
それを週4日行います。つまり、最初の週に当院で接種可能人数が20人のみとなります。
これ、すぐに希望者でいっぱいになってしまう数なんです。
で、最初はかかりつけの患者さんにという話を前回のブログで書かせてもらったのですが、かかりつけであれば、みんな予約を受けてもらえるのだ、という誤解を与えてしまったようで、申し訳ありませんでした。
ワクチンが予定通り入らずにスケジュール再調整をしたり、急遽入った時に連絡をして了解を得られる、副作用に関してもご理解いただける、もしくは当院である程度把握できそうだなどなどの様々な条件を考えて、毎月定期的に来院してきていただいている患者さんを対象にお声がけさせていただいている状況です
なので、風邪で来院される方、他の病院で定期通院あり、当院には調子が悪い時に来院される方、当院に定期的に通院されているも、毎月ではなく2ヶ月に一回来院されている方には、まず最初の予約対象からは外させていただいております。
自分だって通院しているんだ、と思われるのは当然の事ですし、もちろん当院としても、「皆様、お任せください」と言いたいです。ですが、このような状況で、皆様に対して100%納得いただけるお返事ができない状況です。
ただ、ある程度ワクチンの確保ができることが確認できて、そしてスタッフの対応もできるようになり次第、接種できる人数は増やしていく予定としております。
それまではどうかご理解いただきたいと思います。
また、診察室で意向を確認させていただいておりますので、こちらからキャンセルが出た時や、多めにワクチンが入手できた時などには、ご連絡させていただくようにしますので、どうぞよろしくお願いします。
染谷貴志