4回目の新型コロナワクチン接種が始まる予定です

外来でもしばしば聞かれることが多いので、現時点でわかっている内容について書かせていただきます。川崎市でも4回目のワクチン接種開始となります。

これに基づいて、当院でも4回目のワクチン接種を行なっていきます。これまで通り、接種券が届いた方を対象に予約を受け付けていきます。オンライン及び受付での予約となります。くれぐれも3回目の接種からしっかりと5ヶ月経過していることを確認してください。

最近はワクチン接種希望の方が少なくなっているので、ワクチンの接種枠も減らしています。また接種希望が増えるようであれば、その時点でワクチン接種枠を増やしていくようにしますので、よろしくお願いします。

医師会からも下記のような連絡がきました。

①位置づけ :

3回目接種後のワクチンの有効性の持続期間や現時点までに得られている4回目接種の 有効性・安全性に関する知見、諸外国における対応状況等を踏まえ、新型コロナウイルス 感染症にかかった場合の重症化予防を目的として、4回目接種を特例臨時接種として位置付ける。

②対象者

a.60歳以上の者

b.18歳~59歳で基礎疾患を有する者

c.その他重症化リスクが高いものと医師が認める者

 基礎疾患とは:

1以下の病気や状態の方で、通院/入院している方
ア)慢性の呼吸器の病気

イ)慢性の心臓病(高血圧を含む)

ウ)慢性の腎臓病

エ)慢性の肝臓病(肝硬変等)

オ)インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病

カ)血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く)

キ)免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む)

ク)ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている

ケ)免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患

コ)神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)

サ)染色体異常

シ)重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)

ス)睡眠時無呼吸症候群

セ)重い精神状態(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)

2基準(BMI30以上)を満たす肥満の方

③使用ワクチン:

ファイザー社製ワクチン及びモデルナ社製ワクチン

④接種間隔:

3回目接種から、少なくとも5か月以上空けること

⑤接種勧奨・努力義務 :

全ての接種対象者について、接種勧奨の規定を適用。努力義務の規定については60歳以上 の者に適用。 今後は5月下旬から接種出来るよう、関係政省令等を改正していく方針であり、改正次第、 接種券を対象者に順次発送していく予定である。