院長ブログ

職場の上司の皆さまへのお願い(2020年3月16日)

皆さま、こんばんは。
週の初めの月曜日、本日、午前中、バイトの先生が来れなくなり、午前午後ともに久しぶりに一人での診察でした。
そんな外来診療で感じたこと。

恐縮しながら、「新型コロナの検査、してもらえますかね〜」と来院される若い患者さん。
症状としては、数日前から発症して、だんだん改善してきているんだけど、職場に出勤して、
「なに、お前、調子悪いのか。じゃあ、病院に行ってコロナじゃないか、見てもらってこい」と上司に言われて来院したという状況なんです。
患者さん自身は、そんなこと言ったって、断られると思っているんだけど、上司から行ってこいと言われると逆らえずに来院されます。
結局、ここ最近僕がブログに書いている内容を説明させていただいて、お帰りいただくのですが。
風邪の場合は、症状を和らげる対症療法が中心になるんですが、「で、辛い症状を和らげるのに、何か薬はいりますか?」とお尋ねすると、「いえ、辛くはないので、薬は要らないです」という返事が返ってきます。
結局、仕事を早退してきて、(本当は自分は行きたくないと思っている)外来を受診して、僕から、ある程度想定された返答をされて、薬ももらわずに、僕のブログの内容をプリントアウトした紙を持って帰るだけ、という状況になっています。

でも、もしかしたら、外来を受診したがために、そこでもらわなくてもいい別のウイルス(例えば、その中に新型コロナも含まれるかも)をもらってしまったり、もしくは、薬をもらうほどでもない軽い症状だけど、本当は新型コロナウイルス感染はあって、クリニックの待合室で、重症化のリスクが高い高齢者に待合室でうつしてしまったり。
そんな可能性を秘めているのです。

部下は、なかなか上司の指示に逆らうのは難しいと思います。
なので、お願いです。
「新型コロナではないか、確認してもらってこい!」「新型コロナではないと確認できなければ出勤するな」など、現時点で、誰にも証明できないことを指示しないでください。
やさしく、「調子が悪いんだったら、他の人にうつしてもいけないから、自宅で療養しなさい」とか、「間違っても今の症状で病院なんか行くんじゃないぞ。休養と栄養が一番の治療だ。」とか伝えていただければと。
その上で、「それでも辛い場合は、自分が辛いと思ったタイミングでクリニックに受診するように」なんて付け加えてもらえれば、最高です!

そして、部下である皆さま、よろしければ、このブログをプリントアウトして、上司に見せてください。

納得いかない上司であれば。。。。

はい、仕方ありませんので、来院してください。
そこで相談しましょう。