ここ最近、被災地に指定されている住所から避難してきているという患者さんを診察する機会が、うちのクリニックでもぽろぽろ出てきている。
昨日もいわき市で歯科医をしている方が、いらっしゃった。
高齢の家族が参ってしまってきているので、ここ梶ヶ谷に住んでいる弟さんのところにやってきたということだった。
自分は元気でも、周りの住民がみんな避難してしまったし、スタッフも避難してしまった。
でも、今は月末で、レセプトは出さなければならないし、現地の状況がどうなっているかもわからないので、今日あたり、いったん地元に一人で戻ろうと思うと、話されていました。
多くはお話しませんでしたが、ここからでは想像も及ばない現状が、現地にはあります。
そして、そこで暮らしている人たちの、それぞれみんなの心に、大きなダメージを与えています。
これから、長期的になるこの震災への対応では、やはり、メンタルケアが大きな柱になってくることが実感できます。
被災地への対応ももちろん、視野に入れて、ここ川崎でできるメンタルケア、これもしっかり対応していきたいと思います。
テレビの報道を見て調子が悪くなる、余震で、いつも自分が揺れている気がする、こんな症状の方も多いです。不安があれば、いつでもご相談ください。
今、どうするのがいいのか、一緒に解決策を考えましょう。