ここのところ,つくづくインターネットの影響とは大きいものだなと実感します.
例えば,うちのクリニックは初診の患者さんには予診表に記入をしてもらっているのですが,その最後に来院されたきっかけを書いてもらう欄があります.で,たいていは直接クリニックを見て,とか知人からの勧めなどが書いてあるのですが,先日「mixiを見て」というコメントがありました.(mixiとは国内で一番大きいSNSです.つまりインターネット上の口コミ)
また,このホームページを見て,来院される方もいらっしゃいますし.
あと,最近は医療関係で報道される出来事もしばしばあります.で,マスコミ報道を見ていると,とても違和感を感じる(つまり,本当に現場でそんなことが起きているのかな?)ことがあるのですが,これもインターネットを検索すると,様々な裏情報が見えてくるわけです.
もちろん玉石混合で,情報の取捨選択はしなければならないわけですが,マスコミに振り回されるだけではなく,(今までであれば,すべての情報は一方通行で,流されるだけでしたからね)自分自身の判断を加味できるようになったことはすばらしいことではないでしょうか.
インターネットで買い物もほとんど済んでしまいますし,情報もすぐに検索できるし.
ただ,やっぱり気をつけないといけないのは,インターネットで閲覧できる情報というのは,出版物と違って,誰も検閲しないで開示される情報ですから,必ずしも信憑性が高いものばかりではありません.
なので,情報に踊らされないで,あくまでも参考意見にとどめるという冷静さが必要ですね.