何のことでしょうか、このタイトル。
はい、先日、僕が読んだ本のタイトルです(笑)
著者の阪本啓一氏は、僕も一度だけ、講演でご一緒させていただいたことがあります。
で、フェイスブックでもつながっていて、この本が出版されたのを知り、ちょっと発売からは遅れて購入させていただきました。
とても楽しく読める本です。
今後のマーケティングは、企業が、顧客をマスで捉えるのではなく、個々人ひとりひとりに向けて、それぞれに真摯に向き合おう、その結果、そこからその企業の信頼は広がっていくもんだよ、という話だったかと、勝手に解釈しております。
僕自身は、開業医という仕事をしており、顧客は患者さん達です。
まさに普段考えているのは、この患者さんは、何を望んでいるのだろう?どうしてもらうのが、喜ばれるのだろうか、ということです。
だから、風邪の患者さんには画一的にこの薬、高血圧だったら、杓子定規にこの値で投薬を、ということではなく、この症状を治して欲しいのだから、こういった治療を、とか、今の心配な気持ちを和らげて欲しいという希望であれば、安心できるような言葉を処方するとか、そういうことなんですよね。
マーケティングの本なんだけど、普段の僕の仕事にも、直結するアイデアを沢山いただきました。
これからも、ひとりひとりの患者さんにターゲットを絞り、その患者さんの希望は何かを考えて、そして自分がどう役に立てるのかを考え、そしてファンになってもらう。そのあと、その患者さんが、「そめや内科クリニックよかったよ」と言ってくれて、新しい患者さんが来る。
そういう、ベタなクチコミネットワークで、これからも、うちのクリニックのスタンスの診療を継続していきたいな!と思わせてくれる本でした。
阪本さん、ありがとうございます!
そして、うちのクリニックの患者さんの皆様、もちろん、ソメクリの待合室の本棚には、この本がありますからね。
「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く。